中国新聞社が運営管理している総合住宅展示場「牛田住宅情報スクエア[アスタ]」では、講師の先生をお招きして住まいづくりや暮らしに役立つセミナーを定期的に開催しています。今回は2022年5月22日(日)に開催された、整理収納コンサルタント・江川佳代さんによる収納セミナーの様子を一部ご紹介します。

 

整理収納コンサルタント 江川佳代さん

西日本初の整理収納アドバイザー1級認定講師。「片づけを通じて人間力を磨く」を理念に、2014年(一社)親・子の片づけ教育研究所を設立、理事就任。家庭単位の指導者としての資格、親・子の片づけインストラクター®︎を認定し支援を行っている。

まずは、片付かない原因を知る

 「片付け」は、料理や洗濯と違って「後回し」にできてしまううえ、「何のために片付けるのか」という目的があまり明確ではないため、なかなか進まないのではないでしょうか。  
 また、主婦が主導で物を片付ける場所を決めてしまうと、家族はなかなかその場所が覚えられなかったり、もしかしたら家族にとって片付けにくい場所という可能性も。家族に協力してもらうためにも、片付ける場所や方法を一緒に考えて意識させることが大事です。
 さらには「何もなくてスッキリした家」を目ざしすぎて、出し入れに手間がかかりすぎる収納になっていませんか?生活をスムーズにするために、まずは見た目の美しさよりも効率の良さを目ざしてはいかがでしょうか。
 最後に、家族みんなで片付けに取りかかろうと思ったら、それぞれの性格や方法を尊重することが必要です。お互いの収納に対する考え方の違いを理解し、その人にあった片付け方を見つけ、お互いの許容範囲を知っておく。そうしないと、永遠に自分一人だけで家事をしなくてはいけなくなってしまいます。

収納の話はもちろん、チェックシートを使った「お片付けタイプ診断」などに参加者は興味津々

「3ステップ」で片付けがカンタンに

①見直す

 いま家の中にあるものは本当にこれからの生活にすべて必要なものなのか?いつか着ると思っているこの服、この先いつ着るの?など、今あるものを見直すことが大切。すべて必要なら、それなりに収納スペースが必要だし、不要であれば余計な収納グッズは不要ということです。

②わける

 「いる、いらない」という気分で判断するのではなく「使っている、使っていない」という現状で区別しましょう。家に備蓄倉庫のような、保留の物の部屋をつくっておき、使わないものをまとめておけば、あとからじっくり選んで捨てることができます。

③分かるように収める

 使う場所に取り出しやすく収納すること。例えば玄関にマスクやエコバッグを置いておくと、出掛けにさっと取り出せて便利です。    
 また、深い引き出しなら上からひと目で分かるような縦の収納を。さらには誰が見ても分かるように、ラベルや写真を貼るのもおすすめ。例えば本棚の収納は、棚と本に同じシールを貼るなどしておけば、片付ける場所がひと目で分かります。

収納方法を、実例を交えて紹介。例えば子どもがリビングで勉強するご家庭なら、リビングの近くに学校で使う物の収納スペースを用意しておけば、子ども自身も片付けや身支度がしやすい。

「行動」と「意識」を変えよう

 何かを変えないと、今の状況は変わりません。今回のセミナーの話の中で、何でもいいので一つだけしてみる、後に回さず10分だけしてみるなど、行動と意識を少しだけでも変えてみると、日々の片付けがだんだんラクになり、一年後には生活がすごく変わっているはずです。

 「増えた分だけ減らす努力をしているか?」「作業、行為を行う場所に必要なものがまとめてあるか?」「なるべく手間がかからない方法になっているか?」「誰でも分かるようになっているか?」この4点を確認しながら、焦らずじっくり片付けに取り組んでみてはいかがでしょうか。

セミナーの後半では、楽しく実践できる「半袖Tシャツたたみの早ワザ」の実演も。これなら遊び感覚で家族みんなが片付けに参加できそう。

半袖Tシャツたたみの早ワザ▶動画はこちら

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