安佐北区役所での追悼式で黙とうする参列者(6日午前8時)
「一日一日を大切に生きて、後悔のない人生を送りたい」と述べた遺族代表の片山さん(右端)=6日午前8時10分、広島市安佐北区役所

 西日本豪雨で大規模な災害が発生してから6日で4年を迎えた。広島市安佐北区でこの日にあった追悼式では参列者が黙とうした後、献花して犠牲者を悼んだ。遺族や被災者たちは災害の記憶を継承し、早めの避難など、教訓を生かす決意を新たにしていた。

 広島市では災害関連死を含めて28人が犠牲となり、2人の行方が分かっていない。午前8時から安佐北区役所であった式典には18人が出席。松井一実市長は「ご遺族の皆さまに心からお悔やみを申し上げる。国や県と連携し、地域の意見を生かした復興まちづくりに全力で取り組む」と述べた。

 同区の実家で母の片山恵子さん=当時(70)=と姉統子(りょうこ)さん=当時(46)=を亡くした歯科技工士の片山兼次郎さん(48)=南区=は遺族代表として「あの日の悲惨な光景は今でも心に焼きついている。母と姉の分まで一日一日を大切に生きて、後悔のない人生を送りたい」と誓った。

 この日は安芸区や南区、呉市、広島県海田町などでも追悼行事がある。

 西日本豪雨は201876日を中心に、全国各地で土石流や河川の氾濫が相次いだ。災害関連死を含む犠牲者は14府県で計304人に上り、平成最悪の豪雨災害となった。中国地方の死者は広島県が全国最多の151人(関連死42人)、岡山県95人(同34人)、山口県3人。広島県で5人、岡山県で3人、愛媛県で1人の行方が分かっていない。(浜村満大、重田広志)

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