「平和への誓い」を述べる近藤さん(中央)

 広島市中区の縮景園の清風館で1日、原爆犠牲者の慰霊供養式があった。同園では64体の遺骨が1987年に見つかっている。式は88年に始まり30回目。

 住民や小学生たち約120人が出席。幟町小6年近藤奏さん(11)が「平和への誓い」として「学んだことや考えたことを生かし、この世界に残っている数多くの問題をもう一度考えるときが来ている」と述べた。

 近くで被爆した市出身の作家原民喜(1905~51年)の小説「夏の花」の一節なども展示。民喜のおいの原時彦さん(82)=西区=が初めて出席した。弟が原爆の犠牲になった時彦さんは「弟を思うと、心の中で泣かざるを得ない」と思いを巡らせた。(滝尾明日香)