1本のロープを手に列を作り、祇園中に避難する園児たち

 広島市安佐南区の祇園地区で9日、計5カ所の保育園、幼稚園の園児を対象にした合同の避難訓練があった。2014年の広島土砂災害を機に、子どもの避難の在り方を見直している祇園学区自主防災会連合会などが昨年に続いて企画した。

 約110人が参加。土砂災害の発生を想定し、各園で保育士たちが園児を1カ所に集めた。園児は、途中ではぐれないよう1本のロープを握ったり、隣の園児と手をつないだりして市の指定避難所の祇園中まで歩いた。

 到着後は各園が「交差点で列が乱れた」「転んだ子がいた」などと反省点を出し合った。同連合会の宮永正稔会長(65)は「昨年よりも避難はスムーズだった。継続的に取り組み、子どもたちが災害の被害に巻き込まれないようにしたい」と話していた。