地域の危険箇所や避難経路などを歩いて災害への備えを考える「防災ウォーキング」が10日、上温品地区であった。東区温品公民館が主催し、上温品地区自主防災連合会が共催。住民18人が参加した。

 地区では、土石流危険渓流の9渓流に11基の砂防堰堤(えんてい)が整備される計画がある。今回、安芸高のすぐそばに完成した砂防堰堤(幅61メートル、高さ9・5メートル)を見学した。中国地方整備局や工事の関係者から、大雨時、大量に流れてくる土砂をため込み、下流に流れ出るのを防いだり、勢いを弱めたりする機能について説明を受けた。100年に1回降るレベルの大雨にも対応できるという。災害時に一時避難所となっている介護老人保健施設も訪れた。

 最後に温品福祉センターで、上温品地区自主防災連合会の上村一司会長(69)から災害に対する心構えなどを聞いた。参加した河野世都子さん(57)は「普段なかなか見ることのできない工事現場や避難場所の内部を巡り大変参考になった」と話した。(宮武加代子)