ダウン症の中高生16人が8月、広島市内の公共施設など18カ所で職場体験実習に挑んだ。広島県内の4大学の学生27人が、介添え役のジョブサポーターとして同行した。

 中区の広島平和文化センターでは、廿日市特別支援学校3年の藤広勇樹さん(18)が、4日間実習した。担当は、中区の平和記念公園内にある原爆の子の像に、全国から寄せられた折り鶴を届ける業務だった。

 ジョブサポーターの県立広島大広島キャンパス(南区)の経営情報学部3年河本裕貴さん(27)は、時折アドバイスしながら、作業を見守った。

 知的障害者の雇用の場を広げ、学生が障害者と触れ合う機会づくりを目的に、日本ダウン症協会広島支部が企画した。河本さんは「根気強さなど、逆に教わることも多かった」と話していた。(3年亀田翼)