広がれ、五輪競技の輪―。「Road to 2020」のテーマを掲げた「ひろしまストリート陸上プラス」に、東京五輪で新種目となる3人制バスケットボールが登場した。平和記念公園そばの平和大通りの特設トラックで、プロ選手たちが実演を披露し、独特のスピード感で観客を引きつけた。

 3人制バスケは、通常の5人制のほぼ半分のコートを使い、対戦チームがめまぐるしく攻守を切り替え、一つのゴールを目指す。会場では、昨年10月にできた広島初の3人制プロチーム「3STORM(スリストム)ヒロシマ」と、5人制の男子Bリーグ2部広島ドラゴンフライズの選手が、ルールや魅力を分かりやすく実演してみせた。

 最大の見せ場は、両チームの選手が相まみえた実戦。素早いパス回しからの豪快なダンクやロングシュートが決まるたびに、食い入るように見守る観客から拍手と歓声が湧いた。

 間近で見た府中中央小3年福田龍士郎君(9)は「一つ一つのプレーが想像以上に速く、驚いた。普段は5人制を練習しているけれど3人制にも挑戦してみたい」と声を弾ませた。

 公園など屋外でも楽しめ、都市型スポーツとして人気が高まる3人制バスケ。スリストムヒロシマの選手で運営会社の社長も務める仲摩匠平さん(32)=西区=は「3人制の楽しさを広め、五輪選手を輩出できるよう練習に励みたい」と決意を新たにしていた。

 「スト陸」は9回目。棒高跳びの実演などもあり、約1万5千人を集めた。(樋口浩二)