熱田さん(左端)から翁座の増改築の変遷について聞く地元住民たち

 府中市は、本格的な保存、活用を目指す木造芝居小屋「翁座」(同市上下町)について、2024年度をめどに建築当初の大正末期から戦後期にかけての状態に復元させる方針を固めた。建物の構造や工法を調査した結果、度重なる修繕の跡を発見。これらも参考にして、3億~5億円程度を投じて改修する。

 市は昨年10月から、芝居小屋の構造に詳しい一級建築士熱田慎治さん(58)=大田市=に委託し、翁座の増改築などの形跡を調査。当初の計画では舞台正面に設けるはずだった玄関を、映写室を設けるために現在の南側に変更したことや、客席を増やそうと階段の配置を建築後に変えたことなどが新たに分かった。