自民党が次期衆院選の公認候補の選定を巡り、小選挙区で敗れて比例代表で復活当選する状況を2回以上連続させた現職議員に対し、選挙区と比例代表への重複立候補を原則認めないとする基本方針の厳格運用を確認した。中国地方の20小選挙区で唯一当てはまるのが、広島6区が地盤の小島敏文氏(70)だ。党員獲得の実績などから「方針通りにはならない」との楽観論がある一方で、選挙結果によってはバッジを失いかねない事態に陣営は危機感も募らせる。

 元県議の小島氏は2009年以降、党公認として広島6区に4回連続で立候補。いずれも敗れたが、12年以降の3回は重複立候補した比例代表中国ブロックで復活当選している。

 菅義偉首相(党総裁)らが基本方針の厳格運用を確認したとの報道が駆け巡った後、初の週末になった14日、小島氏は庄原市東城町でミニ集会を開いた。集まった約20人を前に、前安倍政権で務めた厚生労働政務官として新型コロナウイルス対策に取り組んだ実績などを訴えた。一連の報道には触れなかったが、小選挙区での必勝を期す思いをにじませた。

 ▽取材に小島氏は…