本紙くらし面で昨年3月まで連載した「ちゅうごく山歩き」をまとめた冊子の最終巻となる第8集が、広島県内の書店などで発売された。広島登山研究所代表の松島宏さん(69)=広島市西区=が中国5県の山々を歩き、執筆した2019年5月から連載終了までの42回分を収録。巻末には、全8集で紹介した約500の山の五十音順リストを掲載している。

 冊子では個性豊かな山の表情を紹介する。標高千メートルを超す高岳山(たかだけやま)(山口市)は美しいブナ林が出迎える。瀬戸内海のパノラマが広がる神峰山(かんのみねやま)(広島県大崎上島町)、戦国時代の山城跡の頭崎山(かしらざきやま)(東広島市)…。それぞれの眺望写真や登山ルート、所要時間、麓の温泉など、山歩きに役立つ情報も満載だ。

 連載は12年3月から8年間で384回を重ねた。松島さんは「山の表情は刻々と変わり、何度登っても飽きない。備えを十分に、山歩きの心地よさを体感してほしい」と話している。

 中国新聞社刊。B5判カラー、48ページ。524円。同社読者広報部などでも販売する。完売した第1、2集は今年4月、電子書籍で復刻した。中国新聞企画サービス出版部Tel082(236)2250=平日午前9時半~午後5時半。(林淳一郎)