島根県は1日、新たに6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。居住地は安来市1人、邑南町2人、海士町3人。いずれも軽症で年代、性別は非公表。県内の医療機関に6人とも入院する予定。
県感染症対策室によると、安来市と邑南町の3人は、県内のこれまでの感染者との接触は確認されておらず、発症の2週間前以降、県外との往来があったという。海士町の3人は町内のこれまでの感染者と接点があったとみられている。
保健所の調査によると、安来市の1人は4月23日から倦怠(けんたい)感やせき、関節痛、味覚・嗅覚異常の症状があり、同30日に医療機関を受診した。感染を広げる恐れがある発症前後の期間は自宅で過ごしていたという。
邑南町の2人は同居人で、同27日以降、それぞれ発熱やせきなどの症状があった。感染を広げる可能性がある発症の2日前以降、ともに数日、仕事に出たが、接触者は特定できているという。
海士町の3人のうち1人は同24日以降、せきや鼻水、悪寒、筋肉痛を順次発症。同29日に受診した。残る2人は同居人で、1人は18日から発熱やせき、もう1人は25日からせきやのどの痛みがあったという。同町内の感染者は同20日の初確認以降、計12人となった。
同室は「感染拡大防止のため、発熱などの症状があった場合は、かかりつけ医や健康相談コールセンターに連絡し、早めに受診してほしい」と呼び掛けている。県内の感染者は計353人となった。
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