島根県職員の新型コロナウイルス感染について説明する県の担当者たち

 島根県と松江市は26日、新たに同市の2人と出雲市の50代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。松江市の1人は県職員で、同市殿町地区の庁舎に勤務。県職員の感染は3人目で、本庁舎もある殿町地区での確認は初めて。県は一般の県民が出入りする職場ではなく、感染拡大の可能性は低いとしている。同日、職場を消毒し、同僚約50人のPCR検査を実施するとした。

 県と松江市によると、県職員は17日に発熱や倦怠(けんたい)感がみられ、23日までに市内の医療機関を3回受診。25日になって別の医療機関でPCR検査を勧められ、陽性が判明した。発症2日前の15日に勤務して以降は出勤していない。職場ではマスクの着用や手指の消毒など感染予防策を徹底しており、濃厚接触者に当たる人はいないという。

 県は感染拡大の可能性は低いとして、26日に職員の職場への来訪を控えてもらった以外は来庁制限はしていない。「不特定多数との接触はなく、職員の特定につながるため具体的な部署の公表は控える。県民サービスに影響が出ないよう万全を期すため消毒や検査を実施している」と説明した。

 松江市のもう1人の感染者は、23日に発熱や倦怠感があり、24日に市内の医療機関を受診。25日のPCR検査で陽性が判明した。発症2週間前の9日以降、緊急事態宣言の対象地域へ行き、飲食店で会食したという。発症2日前以降、市内の職場に出勤しているが、接触者は把握できているという。

 出雲市の50代男性は、23日に微熱があり、市内の医療機関を受診。熱が上がったため25日に別の医療機関で検査を受けて陽性と分かった。21、22日には県内の職場に出勤しているが、接触者は少数という。

 3人とも軽症で県内の医療機関に入院予定。