広島市や広島県が30日、誘致を目指すと表明した2023年の先進7カ国首脳会議(G7サミット)。市は過去の国際会議の受け入れ実績などから開催基準を満たしていると自負。岸田文雄首相のお膝元としての優位性も見込み、被爆地から平和のメッセージを世界に発信する好機と捉える。ただ、各国の首脳が集まるサミットの警備態勢は桁違い。政府の選考過程も不透明で、先行きは見通せない。

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 「世界の要人を招き、核兵器廃絶の必要性を訴えてきた。首脳が集まるサミット誘致に手を挙げるのは当然だ」。市の幹部はこう強調した。08年の主要国(G8)下院議長会議や、16年に三重県で開かれた伊勢志摩サミットに先立つ外相会合が念頭にある。

 ▽16年サミット誘致では落選