趣味・食・遊ぶ

言ノ葉ノ箱
歌人、作家として活動する東さんが短歌を通じて綴るエッセー。1963年、広島県安佐町(現広島市安佐北区)生まれ。96年、第7回歌壇賞受賞。歌集に『春原さんのリコーダー』『青卵』(ともに本阿弥書店)、小説『長崎くんの指』(マガジンハウス)、『とりつくしま』(筑摩書房)、『ゆずゆずり』(集英社)、『薬屋のタバサ』(新潮社)、『らいほうさんの場所』(文藝春秋)、『甘い水』(リトルモア)、絵本『あめ ぽぽぽ』『ほわほわさくら』(ともにくもん出版)、エッセー集『今日のビタミン*短歌添え*』(本阿弥書店)、詩歌集『回転ドアは、順番に』(穂村弘と共著/ちくま文庫)、などがある。「言ノ葉ノ箱」ではカメラ撮影にも挑んでいます。

記事一覧

  • 鉱山の町 (2014/5/27) 

     子どもの頃に住んでいた団地の裏の塀の向こう側に、洋館があった。塀をよじのぼって眺めると、広い庭には草が生い茂り、ゆがんだ窓枠の隙間から暗い室内が見えた。子どもたちはみなその洋館のことを「おばけ屋敷…

  • 京都の桜 (2014/5/2) 

     4月のはじめ、桜の咲きほこる京都に出掛けた。あいにく「花冷え」の言葉通り、冬に逆戻りしたようなひんやりした風が吹き、空からはぱらぱらとつめたい小糠(こぬか)雨が降ってきたが、やさしい色の花々は不満…

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