運動部デスク日誌

広島の色を取り戻せ

2021/2/14

 もはや小手先の戦術変更や選手起用では、どうにもならない状況だろう。17連敗を喫し、一つ勝ったと思ったら今度は5連敗。試合内容を見る限り、チーム状況が好転する兆しは見えない。バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)に初参戦した広島ドラゴンフライズが、底なし沼から抜け出せない。
 5勝31敗、勝率1割3分9厘。プロとして恥ずかしい数字である。B1ではシーズン途中で打ち切りとなった昨季、三遠が5勝36敗、勝率1割2分2厘という不名誉な成績を残した。規定通り60試合を消化しての最低勝率は、2018―19年シーズンに北海道が記録した1割6分7厘(10勝50敗)。今のままでは、ドラフラが記録を更新する可能性は高い。
 ただここに至って、そんなことを気にしても仕方ない。仮に最低勝率をマークしても来季はB1で戦える。ましてチームが消滅するわけでもない。ならば、何か一つでも来季につながるものを見いだしてほしい。それは何か。個人的に思うのは、朝山主将がよく口にする「広島の色」を再確認することである。
 その色とは「泥くさく粘り強く、チーム一丸となって戦うこと」。それは逆境になればなるほど、大事なことである。しかし今は、劣勢になると個人プレーに走る場面が目立ち、組織としてまるで機能していない。チームがばらばらになって負ける悪循環では、何も得るものはない。残り24試合、まずは試合を通してチームとして戦う意識を貫き通すこと。再生への道は、そこからしか始まらない。(日野淳太朗)

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