異例づくしのキャンプ
2021/2/18
プロ野球のキャンプも折り返し点を過ぎた。担当記者にとって、長期出張の疲れを癒やしてくれるのは夕食の時間。沖縄ではステーキやチャンプルーなどの郷土料理に泡盛。日南では地鶏や新鮮な魚と芋焼酎。記者仲間と語らいながら、地元料理や酒に舌鼓を打つ。至極のひとときである。
しかし今年、そんなキャンプの楽しみは存在しない。新型コロナウイルスの感染予防のため、選手だけでなく担当記者にも外食の禁止が求められているからだ。店舗での飲食ができないため、コンビニエンスストアなどで弁当や酒を買い、ホテルの部屋で一人静かに食べ、飲むしかない。一日二日ならともかく、1週間以上となると、これはなかなかきつい。
仕事でのストレスも例年以上と聞く。選手との接触を制限され、選手と歩きながらの「ぶらさがり取材」は禁止。練習後に取材できるのは球団にリクエストした数人のみ。しかも代表取材。1対1で話を聞くのは困難で、シーズンに向けての「ネタ集め」も進まない状況にある。
異例づくしのキャンプ。選手も報道陣も過去にないストレスを抱えながらの毎日だ。それも全て、無事に3月26日の開幕を迎えるため。感染に気を付けつつ、「異例さ」を感じさせないボリュームのある紙面をお届けしていきたい。
(小西晶)
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