運動部デスク日誌

2年ぶりの春の甲子園

2021/2/24

 「●●高校、●番」―。抽選で引いた番号を壇上で大声で読み上げる。対戦相手が決まると、会場にどよめきが響く。各校主将は初戦の対戦相手と記念撮影…。いつもの光景は、見られなかった。3月19日に開幕する選抜高校野球の組み合わせ抽選が、23日にオンラインで開催された。
 様変わりした抽選。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえたもので、各校の主将がリモートで参加した。画面を通してくじを選ぶが、その表情からは緊張感が伝わってくる。そして対戦相手が決まった時に見せる笑み。高校野球が戻ってきたことを実感できた。
 選手は1カ月後に迫った甲子園へ、さらに気持ちが高まったはずだ。特に2年連続で代表になった学校は思いをさらに強くしただろう。昨年は選抜大会が中止となり、今春卒業する3年生は交流大会の1試合しか甲子園でプレーできなかった。悔しい経験をした先輩の思いも背負って戦うことになる。
 今回も開会式の中止や入場制限などの規制がある。いつもの風景とは違うが、甲子園に球音は響く。われわれファンも喜びをかみしめながら球児のプレーを見たい。新庄(広島)の初戦は大会第4日第3試合で、上田西(長野)との対戦が決まった。待ち遠しい。
(下手義樹) 


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