運動部デスク日誌

ルーキーが担うもの

2021/3/6

 「今年のルーキーは評判がいいねえ」。オープン戦開幕を前に、熱烈な「カープ党」の知人から、久しぶりにメールが届いた。彼が言うルーキーとは、栗林、森浦、大道の即戦力トリオ。3人とも1軍キャンプを完走し、練習試合でアピール。勝ち継投入りの期待が膨らんでいる。
 ただ、ルーキーが目立っているのは広島に限った話ではない。セ・リーグでいえば、阪神の佐藤輝。練習試合では安打を量産し、5日のソフトバンクとのオープン戦では初打席で本塁打を放った。その他の球団でもルーキーが早い段階から実戦で試されている。メディアへの露出は、間違いなく例年以上だろう。
 これは、今年のルーキーのレベルの高さが理由の全てではない。政府の緊急事態宣言に伴い、外国人の新規入国の一時停止が続いていることで、多くの外国人選手が来日できない事態が起きているからだ。外国人選手不在の状況で、チームの新戦力と呼べるのはルーキーのみ。実力以上に首脳陣やファンの期待が集まり、注目度が増してしまうのは、致し方ないように思う。
 宣言が延長されたことで、各球団は多くの外国人選手を欠いた状況で開幕を迎えることとなった。外国人の当たり外れがペナントの行方を左右してきたプロ野球。その重大な役割を、今季はルーキーが担うことになるかもしれない。
(小西晶)


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