運動部デスク日誌

サッカー日韓戦に思うこと

2021/3/11

 その可能性は伝えられていたが、実際に行うという報道に驚いている自分がいる。日本サッカー協会は10日、日本代表と韓国代表が25日に横浜市の日産スタジアムで国際親善試合を行うと発表した。日韓戦は2019年12月の東アジアE―1選手権以来。親善試合は10年ぶりだという。
 驚いた理由は、開催に向けての疑問が解けないからだ。緊急事態宣言が継続中の日本に、韓国代表はどうやってくるのか。現在、新規の外国人の入国は停止中で、宣言解除後に入国できたとしても、2週間の隔離期間がある。「アスリート用東京オリパラ準備トラック」と呼ばれる特例措置も現在は停止中だ。常識的には、開催できると考えるほうが無理がある。
 「日本でプレーしている韓国人Jリーガーで代表チームをつくればできるのでは」。サンフレ担当の意見だが、その可能性は限りなく薄かろう。結局は、日本サッカー協会が政府に対し、入国規制処置の緩和を求める以外、開催の道はない。ただ、政府との協議などについて、協会からは何の説明もないのが現状だ。
 現在、多くの人々が宣言下で不自由な毎日を送っている。スポーツでも、国内で開催を予定されていた多くの国際大会が中止となり、プロスポーツでは外国人選手が入国できない状況が続いている。そんな中、サッカーだけ特例を認められたとしても、国民は納得できるだろうか。その試合を純粋に楽しめるだろうか。そんな思いを強くしている。(小西晶) 


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