運動部デスク日誌

未来へつながる一筋の光明

2021/3/14

 開幕から続く成績低迷に監督の解任。追い打ちをかけるように所属選手が逮捕された。暗い話が多い広島ドラゴンフライズにとって、未来へつながる一筋の光明と言えるだろう。クラブOBでもある岡崎修司氏が、専任のゼネラルマネジャー(GM)に就任したことである。

 GMはチームの方向性を定め、それに合った監督、選手を集める極めて重要なポジション。ドラフラでは2017年6月から浦伸嘉社長が兼務してきた。当時はクラブの規模が小さく、経営とチームづくりを一体で進めた方がスムーズに物事が運んだ面はある。またリーグの歴史が浅く、適任者が少ないという現実もあった。

 しかし、担当記者として取材する中で、兼任のデメリットを感じることが少なくなかった。結果が出ない時期が続き、チームが壊れかねない状況が何度かあった。監督、コーチだけで解決するには限界。そんな時は本来、チームを一歩引いて見られるGMが適切なタイミングで現場に介入するのがベスト。しかし、社長業が忙しくGMの役割を完遂できたとは言い難く、厳しいシーズンを過ごしたこともあった。

 目先のことだけではなく、中長期的に一貫したチームづくりを実現するには、やはり専任のGMが必要である。岡崎氏は30歳と若く、GMの経験もない。しかし選手時代に薬剤師と二足のわらじを履き、引退後は自ら会社を立ち上げるなど、行動力があって視野が広い。経験を積んで一歩ずつGMとして独り立ちすればいい。選手だけではなくフロントの人材を育てることも、チームを強くするためには欠かせない。(日野淳太朗)


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