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広げよう イクボスの輪〜推進セミナー&成果発表会〜

2021/4/12

 広島県内の企業経営者らで構成する「イクボス同盟ひろしま」では、メンバー有志が三つの部会を設立し、イクボスの普及や拡大を目指した活動を進めてきました。このほど、その取り組み内容を報告する「イクボス推進セミナー&成果発表会」がオンラインで開催され、各部会のリーダーが意義や成果について話し合いました。

イクボスとは
職場で共に働く部下・スタッフのワークライフバランス(仕事と生活の両立)を考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果を出しつつ、自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司( 経営者・管理職)のこと。


<成果発表会参加者>
・木下麻子さん(〜つながり・学び合い・活動するひろしまイクボスの会〜)
・田㞍浩さん(イクボス・ボランタリー・チェーン)
・吉本卓生さん(西広島イクボス推進チーム)
<ファシリテーター>
・平尾順平さん(NPO法人ひろしまジン大学代表理事)


  


異業種交流で知見深める

広島銀行人事総務部担当課長 木下 麻子さん


ボランティアを柱に活動

GUTS代表取締役 田㞍 浩さん


「廿コミュ」活用 事業支援

キッズNPO理事長 吉本 卓生さん

―活動内容や狙いを教えてください。
 木下 総勢8人の当部会は県内外の企業の代表者、人事担当者、大学職員など多彩な顔触れが特徴です。業種や職種を超えて協働できるよう、「男性の育児休業
取得」「女性のキャリア形成」「ボトムアップの組織づくり」といった共通のテーマを設け、各組織の取り組みや課題を発表する勉強会をオンラインで開催しまし
た。参加者の勤め先の社内制度の違いや共通点を学び、意見交換をすることで、職場環境の在り方などについて知見を深めました。
 田㞍 ボランティアに興味を持つ企業の代表者ら6人で構成する当部会は、イクボスの輪を社会に広げる方策として、ボランティア活動に着目しました。理由は、加盟・非加盟を問わず、多くの事業者やその家族、地域住民の参加が期待できるからです。第1弾として、東広島市を流れる黒瀬川の清掃を計画し、2月には現地でごみの状況や安全面の確認をしました。4月に清掃活動を実施予定です。
 吉本 当部会は廿日市市の事業者ら9人で活動しています。イクボスへの加盟が各事業者の業績アップにつながる仕組みができないかと、SNS(会員制交流サイ
ト)の公式アカウント「廿日市コミュニティ(廿コミュ)」を開設しました。アカウントを通じ、活動を伝えるだけでなく、自社の商品や事業姿勢をPRしたり、割引クーポンを発行したりすることで、一般利用者との接点を増やし、ビジネスチャンスを広げる狙いがあります。


―何を重視していますか。
 木下 イクボスに加盟するリーダーたちの本業に役立つような情報や交流機会の提供を心掛けています。例えば2月、「SDGs(持続可能な開発目標)×イクボス」をテーマに掲げた学習会を実施しました。他社の取り組み事例を学び、自社の活動に生かせると好評でした。
 田㞍 ボランティア活動は、イクボスの認知度を高めることだけが目標ではありません。経営者や従業員にとっては、地域貢献に携わる喜びや家族との絆を実感できる貴重な体験になるはずです。近隣住民を巻き込めば、子どもの教育や地域のリーダーの育成にもつながるのでないかと考えています。
 吉本 「廿コミュ」への参画企業や利用者を増やすため、チラシなどを作成し、情報発信に力を入れています。廿日市市長と廿日市商工会議所会頭がイクボス宣言をした際に、アカウントのPRもしてもらい、注目を集めました。
 ―今後の抱負をお願いします。
 木下 イクボスへの関心をもっと高めようと、6月にオンラインでの異業種交流会を開催する予定です。男性の子育てを支援するNPO法人ファザーリング・ジャパン(東京)代表理事の安藤哲也さんの講演やテーマ別の事例研究を行い、活動をさらに盛り上げていきます。
 田㞍 黒瀬川の清掃は周辺のごみを拾うだけでなく、川に投棄された自転車や家電なども引き揚げます。ノウハウを蓄積し、活動範囲を県内各地の河川に広げていきます。広島を明るく元気にする「社会のイクボス」を目指します。
 吉本 「廿コミュ」の当面の目標は、参画企業を20社、利用者を2千人にすることです。登録する企業や市民が増えると、広告収入が得られる可能性もあり、より充実した特典やサービスに還元できます。将来的には地元企業の求人情報も掲載するなど、産業の活性化にも貢献できればうれしいです。
 ―本日はありがとうございました。


 


基調講演 著作家・パブリックスピーカー 山口 周さん

No Normal時代の組織マネジメント
〜コロナ禍における組織マネジメントとイクボス〜
1.コンセプト・ドリブンの実現
2「. タスク管理型」から「アウトプット管理型」へ
3.リモートワークで不足する情報を補うテクノロジーの活用
以上の3点を中心に、これからの日本企業に必要なものは何かについてお話しいただきました。
やまぐち・しゅう 1970年東京都生まれ。慶応義塾大を卒業後、電通や米ボストン・コンサルティング・グループなどを経て、組織開発や人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。現在は同社のシニア・クライアント・パートナーを務める。

主催 広島県商工労働局 働き方改革推進・働く女性応援課


企画・制作 中国新聞社地域ビジネス局


イクボス同盟ひろしまの詳しい活動内容は公式HPで!

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