運動部デスク日誌

コロナ禍のジレンマ

2021/4/11

 結果は惨敗。まともに練習できなかったのだから、予想できたことである。広島ドラゴンフライズが2週間半ぶりの試合で、京都に40点差の大敗を喫した。ただ今は何より、バスケットボールのある日常が広島に戻ってきたことを素直に喜びたい。
 新型コロナウイルスの陽性者と濃厚接触者が出たため、ドラフラは3月24日の三河戦後にチーム活動を停止。練習再開は4月2日からで、全選手がそろうことはなかった。担当記者によると、コンディションも試合勘も万全ではなく、動きに精彩を欠いていたという。
 選手も複雑な思いのようだ。昨季はシーズン途中打ち切りを経験しているだけに、試合ができることに感謝の思いは強い。一方で、今回のように準備不足のまま試合に臨まざるを得ない状況を受け入れるのも難しい。「ちゃんと準備をして(力を)出し切った上で勝敗を付けたい。これでファンに届く試合ができるのかなと思う」。試合後の朝山主将の素直な思いである。
 今年に入ってから、新型コロナの影響で活動停止を余儀なくされるチームが相次ぐ。そんな中で公式戦をきっちり消化しつつ、試合の質も保つ。コロナ禍でシーズンを完遂することの難しさを痛感させられる。(日野淳太朗) 

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