運動部デスク日誌

2年続けて晴れ舞台が失われるのか

2021/4/18

 新型コロナウイルスの影響でスポーツが止まった、1年前の苦い記憶がよみがえる。プロゴルフの男子ツアーが選手に新型コロナの陽性者が出たため、大会期間の短縮を余儀なくされた。Jリーグやバスケットボール男子Bリーグでは試合延期が何度もあったが、比較的安全とみられていたゴルフでの事態だけに衝撃は大きい。
 それでも、プロ競技は運営のノウハウも資金もマンパワーもあり、コロナ禍での運営方法が確立しつつある。より深刻なのは学生スポーツだろう。感染者が急増した大阪府は小中高の部活動の原則休止を要請。東京都も宿泊を伴う活動や練習試合を中止しているという。
 これからの時期はインターハイなど全国大会の予選が始まる。大阪府は公式戦の出場は認め、それに向けて時間を短縮した上で練習できるそうだ。ただ今後、感染拡大が続けばそうもいかなくなる。他地域に広がる可能性だってある。そうなれば大会自体の開催が危うくなるだろう。
 限られた学生生活なのに、2年続けて練習の成果を発揮する晴れ舞台が失われるのか。東京五輪が開催に向けて突き進んでいる中で、子どもだけに不自由を強いるようなことになったらやるせない。(日野淳太朗)

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