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2021ひろしまフラワーフェスティバル(関連ニュース・話題)

ラン栽培、つぼみに感動 ブーケが前に進む力に 読者からの反響【花の力】

2021/5/4
源田さんが育てたコチョウラン

源田さんが育てたコチョウラン

 FFに合わせて、新型コロナウイルス禍の中で身近に咲く花に希望を見いだす人々の姿を描いた企画「花の力」。読者からは共感の声に加え、自身が花に励まされたエピソードが相次ぎ寄せられた。その一部を紹介する。

 広島県海田町の放課後児童クラブ支援員源田(げんだ)美幸さん(62)からは、自宅で育てるコチョウラン2鉢の写真が届いた。濃いピンクと白の花が目に鮮やかだ。昨春、自粛ムードで祝い花が売れずに困っている花農家があると聞き、買いに走った。10鉢を購入し、友人と分け合ったのだという。

 ラン栽培は全くの初心者。年中、水分量や日当たりに注意してきた。「だからこの春、つぼみを見つけた時はうれしくて。即、友人に連絡しました」と源田さん。「来春もその先も咲かせたい。花を見るたび、みんなで踏ん張ったコロナ禍を思い出すでしょうね」

 誰もがコロナ疲れに陥ったこの1年。広島市西区の看護師若菜恵さん(53)はさらに愛犬2匹を相次ぎ亡くし、打ちひしがれていた。心を癒やしてくれたのは、ふと立ち寄った花屋で買い求めた花束だったという。

 若い店員は、みとったばかりの「もも」の名にちなみ、桃色の花をあしらってくれた。「ずっと我慢してきた涙があふれてきた。花に心を浄化してもらった気がします」と振り返った。

 南区のパート谷岡尚代(ひさよ)さん(58)は年4回、夫美和(よしかず)さん(57)から花束をもらうという。誕生日、婚姻届を提出した日、結婚記念日、さらに母の日まで。2人の子の母として、ねぎらってくれる。

 神奈川の実家にはもうずっと、帰れていない。両親のことが気掛かりだ。暗いニュースに心がふさぐ日もある。そんなもやもやをかれんな花束はいっとき、忘れさせてくれる。前に進む力をくれる。「やっぱり花の力はすごい。夫にも大感謝です」(田中美千子)

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