運動部デスク日誌

2軍での鍛錬の日々をプラスに

2021/5/10

 広島東洋カープの中村奨成が9日、登録を抹消された。4月16日に1軍に昇格し、同日の中日戦でプロ初安打をマーク。同25日の巨人戦では同点の九回に二塁打を放ち、勝利に大きく貢献した。8試合に出場し、打率3割3分3厘を残していた。「なぜ奨成が2軍行き?」と思ったファンは多く、ネットなどではたくさんのコメントが寄せられている。
 決して成績だけで降格したのではないだろう。出場機会が増える2軍で実戦を通して鍛えてもらいたいという、首脳陣の考えではないか。この日早速ウエスタン・リーグのオリックス戦に「2番・左翼」でスタメン出場。二回に強烈な左越え2点二塁打を放った。
 「1軍で高いレベルの野球を見てきたので得るものがあったのだと思う」。高2軍監督のコメントが印象的だった。1軍での経験が大きなプラスとなっているようだ。2軍では本職の捕手だけでなく、外野や三塁など、新たな可能性を広げられる。2軍での鍛錬の日々も、プラスに捉えてもらいたい。
 1軍での1カ月弱、ファンに与えたインパクトは強烈で、大きな期待と可能性を感じさせた。2軍でまた圧倒的な存在感を示せば、いずれ声はかかる。さらにパワーアップした次世代のスター候補生を、1軍で見たい。
(下手義樹)


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