運動部デスク日誌

キーワードは「廿日市市」

2021/5/20

 19日のプロ野球は各地で熱戦が繰り広げられた。この日のキーワードは「廿日市市」。同市に関係する2人のホープが、20日の紙面の主役となる。

 巨人と対戦した広島東洋カープは、廿日市市大野東中出身の4年目中村奨成が初のスタメンマスク。新型コロナウイルスの影響で急きょ1軍に合流し、チャンスが訪れた。打ってはプロ初打点となる勝ち越し2点打を含む2安打。守っても九里を完投勝利に導く好リード。広島・広陵高時代に夏の甲子園を沸かせた勝負強さで、緊急事態のチームを勝利に導いた。

 ヤクルトと対戦した阪神では、岡山・創志学園高出身の2年目西純矢がプロ初登板初先発。西は廿日市市の阿品台中出身だ。高校時代には帽子を飛ばし、雄たけびを上げる熱投でファンのハートをつかんだ。プロでは冷静さもプラスされ、5回無安打でプロ初勝利を挙げた。

 「初物づくし」の2人はそれぞれ、試合後はお立ち台に立ち、初々しく勝利の喜びに浸っていた。彼らの高校時代、甲子園を湧かせた躍動ぶりに、流した悔し涙を見てきた。そして最高峰の舞台で一回り大きくなった姿を披露し、将来チームの中心になる可能性を示した。広島人としてはこの上なくうれしい一夜となった。(下手義樹)
 


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