運動部デスク日誌

若き守護神対決

2021/5/27

 経験がものをいうポジション。野球ではキャッチャー、サッカーではGKだ。26日のJ1サンフレッチェ広島―浦和で、21歳の大迫敬介に、18歳の鈴木彩艶(ざいおん)と、若い2人がそれぞれのゴールを守った。
 浦和の鈴木は今年ユースから昇格したばかり。3月までは高校生だった。恵まれた体格と規格外の身体能力を買われ、日本代表の西川周作から正GKの座を奪った。デビューから3試合無失点。サンフレ戦で2点を奪われ、「プロ初失点」を喫したが、将来性の高さを随所に見せていた。
 大迫も2年目の19歳の時にサンフレの正GKに。昨季は控えに回ることも多かったが、今季はポジションを奪い返した。7月の東京五輪の正GK候補で、フル代表デビューも果たしている。
 2人とダブるのが、名GKの川口能活だ。高卒2年目で強豪横浜Mの正GKとなり、ブラジルを破り「マイアミの奇跡」と言われた1996年のアトランタ五輪や、ワールドカップなど、長く日本の守護神に君臨した。
 若き守護神の初対決はドローに終わった。20年にわたりイタリアの正GKを務めたブッフォンのように、GKは息が長い。10年、20年と今後も良きライバルとして、代表のポジション争いなどを演じていくだろう。
(下手義樹)


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