運動部デスク日誌

交流戦にみる外国人選手の起用法

2021/6/13

 「鬼門の交流戦」で一矢報いることができるかもしれない。広島東洋カープは12位と沈んでいるが、トータルで見ると、今年はセ・リーグが頑張っている。12日現在で45勝43敗11分け。交流戦史上2度目の勝ち越しも現実的となってきた。

 これまでは、埋めようのないパ・リーグのパワーに屈してきたという苦い記憶ばかり。ただ、今年は、勝つにせよ負けるにせよ、競り合えているという印象がある。それは、パの外国人選手事情も大きく影響しているのではないか。ロッテを除く5球団を見ると、外国人選手抜きの先発メンバーを組んだ試合が30試合以上もある。打線で苦労しているチームが多かったということだ。

 ソフトバンクのように、外国人選手が五輪予選出場のため離脱しているチームもあるが、大半の原因は不振である。新外国人選手に限っていえば、セもパも同じ事情。ヤクルトのオスナとサンタナ、巨人のスモークを除けば、投手、野手ともに、年俸分の働きをしている選手はいない状況だ。実際、交流戦で上位にいるチームは、日本でのプレーの経験がある外国人選手が主力として活躍しているチームが多い。

 コロナ禍で来日が大幅に遅れた影響は当然あるだろう。ただ、ペナントレースで、それは言い訳にはならない。外国人抜きでの戦いを模索していくか、復活、再生を待ちながら、しのいでいくのか。交流戦後の戦いで、指揮官の腕が試されることになる。(小西晶)


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