運動部デスク日誌

野球も「ワンチーム」

2021/6/17

 東京五輪野球日本代表の「侍ジャパン」のメンバー24人が発表された。広島東洋カープからは最多の5人が選ばれた。2019年のプレミア12の主力、鈴木誠也、会沢翼、菊池涼介に加え、森下暢仁と栗林良吏が新たに選出された。けがで登録を抹消された会沢の状態が気になるが、赤ヘル戦士が五輪の舞台で躍動する姿を楽しみにしている。

 強烈な個性を放つ強者が名を連ねる侍ジャパン。五輪、ワールドベースボールクラシック(WBC)など、国際大会での激戦の中で、重要になるのはユーティリティープレーヤーの存在だろう。思い浮かぶのが、2004年アテネ五輪での元広島の木村拓也さんだ。

 内外野だけでなく、ブルペンでは捕手として投手陣の球も受け、べースコーチも務めた。そして五輪での3位決定戦で先発出場。適時打を放つなど、銅メダルに大きく貢献した。「チームのために、何かできることがある」とフォア・ザ・チームに徹した精神は忘れられない。

 稲葉ジャパンではユーティリティープレーヤーとして外崎(西武)が重宝されていたが、けがで外れた。東京五輪では誰がその役割を務めるのかにも注目だ。

 圧倒的なパワーや技でねじふせるのも魅力だが、所属チームではトップの選手が泥くさくつないで1点をもぎとる姿勢も国際大会ならでは。過去の国際舞台でも多く見られた。「日本のために」とワンチームになるシーンも、見どころの一つである。(下手義樹)

#東京五輪・パラ


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