運動部デスク日誌

2年ぶりの高校スポーツの夏

2021/6/21

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除された中、東京五輪までのカウントダウンが始まった。プロ野球やJリーグも制限がある中で開催している。スポーツのある日常は次第に戻ってきた。そして今夏、風物詩として親しまれた高校スポーツの祭典が2年ぶりに開催予定だ。全国高校総体(インターハイ)に、全国高校野球選手権。

 インターハイは毎年3万人以上の高校生が出場し、夏の甲子園も選手800人以上が「聖地」に集まる。昨年はいずれも中止となった。代替大会などはあったが、昨年の3年生は総決算の場を体験することなく、卒業した。本人はもちろん、目標に向かって努力する光景を間近で見てきた後輩や指導者、家族も、やり場のない悔しさを味わったことだろう。五輪は4年に1度開催され出場のチャンスは何度も巡ってくるが、高校スポーツ、とくに3年生で臨む全国大会は一生に1度しかない。

 現在インターハイ予選が各競技で繰り広げられている。7月には夏の甲子園の地方大会も本格化する。「昨年の先輩の分まで」「支えてくれた人に恩返しを」。こんなコメントが例年以上に見られる気がする。先輩の悔しさ、万全の新型コロナの感染予防に万全を期しながらサポートする家族や関係者。いろんな姿を間近に見てきたからだろう。

 真剣勝負の最高峰の場に立てる喜びに、感謝の気持ちをもって、高校生アスリートは2年ぶりの夏に臨む。思い切り、完全燃焼してもらいたい。(下手義樹)  


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