運動部デスク日誌

三浦龍司 安芸路から世界へ

2021/6/27

 大きなストライドを生かしたダイナミックな走りで、下り坂が得意。勢いに乗ると止まらない。「何位でたすきを受けても、前に人がいたら絶対に抜く」。負けず嫌いな性格と大舞台での勝負強さで、チームへの貢献が期待される。160センチ、44キロ。13歳。

 2016年1月に広島市であった天皇杯第21回全国都道府県対抗男子駅伝。この大会で安芸路デビューを果たした中学2年生が、26日の陸上日本選手権男子3000メートル障害を日本新で制し、初の五輪代表を射止めた三浦龍司(順大、島根・浜田東中出)である。

 当時の選手紹介をあらためて読んでみると、26日の驚異の走りを想起させる表現がいくつかある。大きなストライドを生かしたダイナミックな走り。水壕で転倒した後のペースアップ。猛スパートでトップに返り咲いた走りからは、負けず嫌いな性格と大舞台での勝負強さがうかがえた。

 5年前の大会で6区20位だった13歳は、20年の25回大会まで5年連続で出場。その後の区間記録は34位、39位、5位、11位。三浦にとって、男子駅伝は悔しさを知る場であったのかもしれない。ジュニア育成を目的に広島で産声を上げてから四半世紀。安芸路を彩ったランナーがまた一人、五輪の舞台へとはばたいていく。(小西晶)

#東京五輪・パラ


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