運動部デスク日誌

痛かった五回の失点

2021/6/30

 カープファンにとっては悔しすぎる逆転負けであった。打線が活発で、「巨人の連勝を止められるのでは」と期待感たっぷりで見つめた序盤戦。しかし、こういう日に限って、先発大瀬良が不調。結果、中継ぎ勝負となり、最後は巨人打線に屈した。何とも辛すぎる結末である。

 取って取られて…。序盤は、試合の流れがあっちに行ったりこっちに行ったり、忙しい試合になった。ただ、この流れを広島側で落ち着かせるチャンスはあったように思う。4点を取って逆転した直後の五回裏。「得点を取った直後の失点は流れを手放す」は野球の鉄則。とりあえずこのイニングさえ「0」でしのげれば、と手を合わせて見ていた。

 「結果論」という人もいようが、五回裏の「1」を境に、全く違う試合となった。野球ではよくあることだが、リードしている広島が守備的になり、追いかける巨人が攻撃的な立場に。広島は六回以降は無安打。救援陣を必死につないで、何とか1点を逃げ切るシナリオに持ち込もうとしたが、「切り札栗林」までバトンを渡せなかった。最後は巨人との勢いの差が出たのかもしれない。

 なかなか流れに乗れない。うまくいかない時は、とことん小局にこだわってみるのも、一つの方法かもしれない。勝負どころとみるならば、イニングや右左に縛られず、一番確率のいい選択肢で勝負する。形を持たないのであれば、形がないことを武器にする手もある。(小西晶)


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