運動部デスク日誌

12行に感じた一時代の終わり

2021/7/1

 30日付スポーツ面の片隅に載っていた短い記事に気付かなかった方も多いかもしれない。ドラゴンフライズの岡本飛竜が新潟へ移籍することを伝えた記事。たった12行ではあるが、一つの時代が終わったと感傷的な気分をかみしめている。

 5月12日に自由交渉選手リストへ掲載された時点で、残留の目はほとんどないのだろうと覚悟はしていた。その後、チームはポイントガードを相次いで獲得。ならば、広島以外で活躍できるチームがあることを願い、移籍決定の発表を待っていた。

 個人的には最もドラフラらしい選手だと思っている。在籍3シーズンという長さではない。誰よりも練習熱心で自らにストイック。試合ではどんな展開でもガツガツと果敢に守備をし、諦めず泥くさく戦うチームカラーを体現していた。そんな姿にひかれたファンも多かったし、朝山正悟とともにチームの顔へと成長した。

 チーム創設からの唯一の生え抜きだった田中成也も移籍。ドラフラの色を感じさせた男が去ることと併せ、チームが大きく生まれ変わろうとしていることを強烈に感じる。どんなチームになるのか楽しみな一方で、チームの色が一新されることに一抹の寂しさも覚える。(日野淳太朗)


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