運動部デスク日誌

五輪結団式に思う

2021/7/7

 いよいよ―。そう感じられた方も多いに違いない。6日、東京都内で東京五輪の日本選手団の結団式と壮行会が行われた。会場には、主将の山縣亮太(セイコー、広島・修道高出)、副主将の石川佳純(全農、山口市出身)ら一部選手と関係者が出席。残りの選手らはオンラインで参加した。

 いよいよ、とは書いたが、気持ちが盛り上がってきたとは言い難い。それは、感染予防のため、異例の形式で行われたことが大きいだろう。前回のリオデジャネイロ大会の時は、国立代々木体育館に305選手が出席。壮行会では、アリーナ席に一般客が入り、特別ゲストのゆずのライブなどがあった。思い返せば、会場でじかに感じた「熱気」が気持ちのスイッチを入れたようにも思う。

 もちろん、「コロナ禍」という現実も五輪の盛り上がりに水を差している。東京では感染者数が再び増加に転じ、競技開始まで2週間程度しかないのに、無観客か有観客すらいまだに決まらない状態。無事に大会が実施できるかどうか。頭の中から「?」が消えない以上、大会に入り込んでいくのは簡単ではない。

 6日の結団式で、山縣はコロナ禍で開催自体の意義が問われていることに触れた上で、「今自分たちにできるのは真摯に競技に向き合い、ベストを尽くすこと」と語った。競技も異例の形式で行われることが避けられない状況だが、出場する選手の輝きだけは曇ることがないように。そんなことを考えている。(小西晶) 

#東京五輪・パラ

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