運動部デスク日誌

2年分の思いが詰まった夏、開幕

2021/7/11

 「2年分の力と、先輩たちの思いを胸に、高い志を持って全力で戦うことを誓います」。誠之館高の高橋功志主将の選手宣誓で、2年ぶりとなる広島の高校球児の夏が幕を開けた。夏の甲子園を懸けた、全国高校野球選手権広島大会が10日、開幕した。

 高橋主将の宣誓には、球児の思いが詰まっていた。昨年の大会は新型コロナウイルスの感染拡大で中止に。代替大会は開かれたが、全国大会もなくなった。

 思いは、今春卒業した昨年の3年生にも向けられている。3年間の練習の成果を披露する集大成の夏。休校、休部で先の見えない不安…。それでも自宅や公園などで自主練習に励んでいた。その姿を下級生は間近で見ていた。

 まだ制約や規制はあるが、高校野球のある夏の風景が戻ってきた。選手は感染防止対策を取りながら開催に尽力した関係者や、サポートしてくれる指導者、保護者への感謝の気持ちを忘れず、大会に臨んでいることだろう。

 優勝候補が評判通りの力を発揮するのか、ライバルの逆転があるか。それともダークホースの台頭か。部員不足で他校との連合で臨むチームなど、優勝争いとは別の見どころもある。2年分の思いが詰まった夏。球児の1プレー、1プレーから目が離せない。(下手義樹) 


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