運動部デスク日誌

必要なのは対応力

2021/7/23

 いよいよ、カウントダウン時計の表示が「0」となった。誰もが待ち望んだ、というわけにはいかないが、東京五輪が23日に開幕する。

 開会式に先立ち、サッカーやソフトボールの競技が始まった。22日は森保一監督率いるサッカー男子の初戦があった。対戦相手の南アフリカの3人が新型コロナウイルスの検査で陽性となり、多くの濃厚接触者も認定された。試合当日にPCR検査をし、開始2時間前に開催が決定するという異例の事態となった。

 森保ジャパンに初戦特有の堅さはあったが、終始主導権を握り、1―0で白星発進した。試合が中止になるかもしれないという中、動揺することなく万全の準備を進めたことが、試合内容からもうかがえた。

 若きイレブンには海外のクラブ所属が多い。優れた技量はもちろんだが、厳しい世界でもまれた分、どんな状況でもベストを尽くすという対応力も身に付けていた。たくましさを増している。そのような空気をつくり出した森保監督ら首脳陣の手腕も大きい。

 日本に「ウィズコロナ」が叫ばれて1年以上になる。アスリートも「ウィズコロナ」を意識しながら五輪に臨むことになる。不測の事態は期間中、どの競技でも起こり得る可能性はあるが、動じない対応力が必要となるだろう。困難を乗り越えた先に、後に語り継がれるドラマ、名場面が生まれることを期待したい。(下手義樹) 

#東京五輪・パラ


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