運動部デスク日誌

COOL!

2021/7/30

 灼熱(しゃくねつ)の東京五輪で「COOL」(クール)との単語が飛び交っているかもしれない。

 ここでいうクールは「冷たい」「涼しい」ではなく、「格好いい」「いけている」の意味だ。今大会から正式採用されたスケートボードのストリートでともに金メダルを獲得した、男子・堀米雄斗、女子の13歳西矢椛、サーフィン男子で銀メダルを獲得した五十嵐カノアが当てはまるだろう。若者を中心に人気の競技。高難度の技にどんどんチャレンジし、「ビッタビタ」に決めてくる。「やばい」技の連発は格好いい。まさにクールだ。

 おじさんの私が個人的に格好いいと思ったのは、柔道男子だ。強さはもちろん。男子73キロ級で連覇を達成した大野将平(旭化成、山口市出身)が象徴的だ。優勝が決まっても派手なガッツポーズはなく、表情を変えない。畳を下りてからようやく笑みを浮かべる程度だ。以前、大野は表情一つ変えないことに「(喜び過ぎると)対戦相手に失礼だから」と説明していた。絶対的な強さだけでなく、対戦相手をリスペクトする姿勢は格好いい。最高にクールだぜ!

 29日現在で金15、銀4、銅5と空前のメダルラッシュに沸く。もちろんガッツポーズや涙も絵になる。8月8日の閉会式まで、どれだけクールな場面が見られるか、楽しみだ。(下手義樹)

#東京五輪・パラ


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