運動部デスク日誌

平和の尊さを考える一日に

2021/8/21

 14日に開催予定だったが大雨の影響で中止となったJ1サンフレッチェ広島―神戸(エディオンスタジアム広島)が、9月5日に行われると発表された。当初、神戸戦は「ピースマッチ」として開催予定だったが、併せて実施されることに。広島県民の一人として、ほっとした気持ちだ。

 広島東洋カープも21日のヤクルト戦(マツダスタジアム)で「ピースナイター」を開催する。被爆地広島のプロ2チームの取り組みは、とても意義深い。

 他の都道府県で生活したことがある人は違和感を覚えただろう。8月6日午前8時15分にサイレンは鳴らず、黙とうする人もあまり見かけない。広島、長崎に原爆が投下された日を言えない若い人もいると聞く。広島では当たり前の風景が、全国ではないと感じる。

 2015年に日本で開催されたクラブワールドカップにサンフレが出場。当時の森保一監督が「サッカーを通じて平和の大切さを発信したい」と記者会見で訴えていた。サンフレは準決勝で南米の強豪リバープレート(アルゼンチン)に敗れたが、試合後、リバープレートのサポーターが大阪から広島入りし、平和記念公園を訪れていた光景を目にした。あらためてスポーツの発信力の大きさを実感した。

 カープとサンフレの取り組みを通じ、全国の人が平和の尊さを考える一日になってほしい、と願う。(下手義樹)


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