運動部デスク日誌

夏の京セラドーム?

2021/8/22

 雨にたたられ続けた夏の甲子園。石見智翠館は当初の予定より6日遅れで、ようやく初戦を迎えた。ほかの学校も初戦まで待ちに待たされたり、ノーゲームとなったりで、心身ともにコンディションを整えるのは大変なことだろう。
 今夏が異常なのかもしれないが、最近の全国各地の豪雨を見ると、来年以降も似たような天候にならないとも限らない。ならば、今から対策を考えるべきだろう。日本高野連は「継続試合」の導入の検討を始めたようだが、そもそも雨が降り続けばそれすら難しくなるかもしれない。
 いっそのこと、ドーム球場の使用を考えてみてはどうだろうか。大阪には京セラドームがある。雨に影響されないのは当然のこと、近年大きな課題となっている酷暑対策にもなる。実際に東西の東京大会では今夏、東京五輪で神宮球場が使えなかったため、準決勝と決勝を東京ドームで開催した。慣れないドームで打球を見失うなど難しさもあったようだが、健康面を考えればメリットは大きい。
 もちろん高校球児にとって甲子園は特別な場所である。だから、少なくとも初戦は全ての学校が甲子園で戦う。例えば、その後はドームに移り、準決勝から再び甲子園に戻る形などが考えられる。日程変更が少なければ、応援に行く学校関係者や保護者も楽だろう。
 戦争を挟んで103回も続く大会であり、伝統は大事にしたい。「甲子園」というブランドがとてつもなく大きいことも理解する。ただ伝統に縛られるのではなく、時代や環境に応じて変える勇気も必要だろう。(日野淳太朗)

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