運動部デスク日誌

国体中止の方向に

2021/8/23

 新型コロナウイルス感染拡大を踏まえ、今秋開催を予定している三重国体が中止の方向で調整されることになった。昨年の鹿児島国体も延期となっており、中止となれば2年連続で国内最大のスポーツの祭典がなくなることになる。

 三重県内の感染者数は連日過去最高を更新するなど、深刻な状況が続いている。10月に県内で予定されていたF1日本グランプリも中止が発表された。全国から選手、関係者が集まることに、地元の人たちの不安は大きい。開催が難しいとの県の判断はもっともだろう。

 都道府県対抗で実施される国体は、お祭り的なイメージを持つ人も多いが、れっきとした日本一を決める真剣勝負の場だ。特に高校生世代は思い入れが強い。大半の競技がその年度最後の全国大会となる。また団体競技では選抜チームを編成することが多く、自分の高校で夏のインターハイに出場できなかった選手にとっても、全国で力を披露できる舞台となる。

 苦渋の決断をした開催自治体の思いは受け止めなければならない。一方で、2年続けてシーズン集大成の場が失われるかもしれない選手の思いを察すると、言葉もない。やり場のない悔しさ、悲しさが湧いてくる。(下手義樹) 


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