運動部デスク日誌

近畿大会?

2021/8/27

 全国高校野球選手権準々決勝で、中国勢で唯一勝ち残っていた石見智翠館(島根)は健闘したが、智弁和歌山に敗れ、4強入りを逃した。新型コロナウイルスの影響で制限のある中、地元勢を追っていた中国新聞取材班も、これで撤収となる。
 智弁和歌山に智弁学園(奈良)、近江(滋賀)に京都国際と4強は近畿勢が独占した。大会史上初という。「近畿大会か」とツッコミが入りそうだが、やはり近畿勢の力は抜けていた。さらに今年に関しては「地の利」が大きかったのではないか。雨で史上最多の7度の順延に見舞われ、各校が調整に苦労したのに対し、自校の施設に戻って練習できるメリットもあっただろう。
 ここ10年をみると、夏の甲子園での中国勢の4強入りは2011年の関西(岡山)と、17年に広島東洋カープの中村奨成を擁して準優勝した広陵(広島)だけ。力の差を感じずにはいられないが、寂しさもある。
 これまで2度、地元勢が決勝に進んだ甲子園を取材したことがある。開会式から数えると2週間以上の長丁場。肉体的に疲労はピークだが、高揚感のある舞台に地方大会から追い続けた球児がいる感動に、疲れも吹っ飛ぶ。地元紙ならではの記事を届けようとモチベーションも上がる。取材班にとっても特別な舞台となるよう、次回以降の快進撃に期待したい。
(下手義樹)


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