運動部デスク日誌

「和歌山」OBです。刺激をもらいました。

2021/8/30

 相次ぐ天候不良で史上最多の7度の順延に見舞われた、全国高校野球選手権は29日に決勝を迎えた。智弁和歌山―智弁学園(奈良)の「智弁対決」。ユニホームはほぼ同じ。「いまのは和歌山、奈良どちらが得点した?」などと、テレビの前でとまどった人も多かったのでは。「和歌山」が「奈良」を9―2で下し、21年ぶり3度目の優勝を飾った。

 広島東洋カープの売り出し中の3年目、林晃汰は智弁和歌山のOB。後輩の偉業に「戦う姿勢、全力プレーを見て、すごく刺激をもらった」とコメントしている。

 智弁和歌山、智弁学園をともに指導し、甲子園に導いた「名将」高嶋仁名誉監督は、2018年秋のドラフト後、林について「長い指導歴の中で、あれほど飛ばす子は見たことがない」と絶賛。さらに「直筆の年賀状がくるのだが、とても達筆で丁寧」と真面目な性格も褒めていた。智弁和歌山での3年間で「心技体」を形成できたのだろう。

 今季は前半戦にブレークしたが、後半戦は相手のマークもきつくなり打撃は下降気味。やや壁にぶつかった感がある。それでも夏の甲子園決勝前日には11試合ぶりの本塁打。復調の兆しを見せた一発は、後輩へのエールにもなった。母校から最高の刺激をもらった未来の主砲が、再び輝きを取り戻せるか、注目したい。(下手義樹)


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