運動部デスク日誌

諦めなければ、かなう 元カープ小窪、ロッテ入団へ

2021/9/1

 コイ党にうれしいニュースが飛び込んできた。昨季限りで13シーズンプレーした広島東洋カープを退団し、NPB入りを目指していた小窪哲也のロッテ入りが発表された。

 コーチ就任の打診も、「可能性が1パーセントでもあるなら挑戦してみたい気持ちが強い」と現役続行の意思を貫いた。担当記者によると、広島では専門学校の野球部の練習に加えてもらい、調整した。6月に独立リーグの九州アジアリーグの火の国サラマンダーズ(熊本)入り。自ら車を運転して球場に行き、ユニホームも自分で洗濯した。カープ時代とは180度違う環境も苦にせず、チームに溶け込み、野球に打ち込んだ。そして支配下登録期限の最終日となる8月31日にNPB入りとなった。

 勝負強い打撃にリーダーシップ。取材を通して感じたのは高い向上心だ。ヒーローとなっても謙虚で、現状に満足せず、さらに上を目指す姿勢がうかがえたのを思い出す。

 ロッテの井口監督は右の代打として期待しているという。ロッテはオリックスと優勝争いを演じている。ロッテの背番号「36」が、ZOZOマリンスタジアムを熱くするシーンが楽しみだ。「諦めなければ、かなう」。有言実行を果たした36歳の生きざまは、多くの人の胸に響いただろう。(下手義樹)


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