運動部デスク日誌

阪神急ブレーキ、昼のにぎわいを活かせ

2021/9/2

 最近、社内の「トラ党」たちは、夜よりも昼のほうが元気だ。それもそのはず、阪神の2軍が超ど級の快進撃を続けている。1日のウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)に勝利。7月30日から、8月をまたいでファーム公式戦15連勝のプロ野球記録を樹立した。「これからはこれですよ」とテレビ観戦しながら、あふれる笑顔。「目指せ、ファーム日本一」との掛け声にも力が入る。

 ところが、夜になると気勢が上がらない。それもそのはず、開幕からずっと首位を快走してきた阪神1軍が、勝負の夏場にきて、まさかまさかの急ブレーキ。8月27日からの4連敗で、巨人に首位を明け渡した。1日には中日のミスに助けられ、なんとか1点差で連敗を止めたが、インタビューを受ける矢野監督に笑顔はなかった。

 勢いが出なくなった理由は―。頭に浮かぶのは、本塁打の減少だろう。順調に本塁打を重ねてきたが、ここ4試合連続で本塁打なし。東京五輪による中断後の17試合で見ると、本塁打なしの試合は1勝6敗と沈む。中でも、躍進のシンボルである佐藤輝は11試合一発なし。マルテにいたっては、2カ月弱も遠ざかる。大山を含め、中軸の不振が戦いに影を落としている。

 巨人も万全な状態で戦っているとは言い難く、阪神にとっては今が正念場といえる。「昼」のにぎわいを、いかに夜へとつなげていくか。指揮官のベンチワークが問われることになる。(小西晶)


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