運動部デスク日誌

師弟対決

2021/9/23

 しばらく前から職場に1枚のポスターが貼ってある。真ん中に「師弟対決」と大きな文字が躍る。10月2日に開幕戦を迎える広島ドラゴンフライズの試合告知ポスター。写真は左側に朝山らドラフラの選手、そして右側に対戦相手の北海道の佐古監督。そう、ドラフラの初代監督が敵将となって広島に乗り込んでくる。

 北海道が佐古監督の就任を発表したのは7月中旬。当時は日本代表コーチであり、東京五輪が目前に迫った時期の就任には多いに驚かされた。ただ、北海道だったので合点がいった。社長は同い年で大親友の折茂氏である。いずれは代表監督という声もあった中、チーム変革を目指す旧友の熱意に応えたのだろう。情に厚い佐古監督らしい決断である。

 2014年のチーム創設から3季、ドラフラの礎を築いた闘将が、新天地でどんなチームづくりを進めているのか。北海道はBリーグ創設から低迷が続き、5シーズンで勝率が5割を超えたことは一度もない。昨季は14勝45敗と大きく負け越した。チームを生まれ変わらせるには相当パワーがいるだろう。ある意味、チームを一からつくったドラフラの時と状況は似ているかもしれない。

 開幕カードがこの組み合わせになったのは偶然か、それともリーグ側の戦略なのか。詳細は分からないが、広島の人間にとって見逃せない一戦であることに間違いない。ドラフラはもちろんのこと、佐古監督がどんなチームをつくろうとしているのか試合が楽しみである。(日野淳太朗)


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