運動部デスク日誌

無観客に思うこと

2021/9/24

 女子プロゴルフのステップアップツアー「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」が23日、開幕した。今年で10回目となる大会は、新型コロナウイルスの感染防止のため、無観客での開催。数人のボランティアの拍手が聞こえるくらいで、コースは静寂に包まれていたと聞いた。

 「お静かに」のプラカードが出るように、集中力が重要となるゴルフ。選手にとって無観客は理想だろうと思ったが、それは誤りだと知った。24日に開幕する女子ゴルフの「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」。広島出身の佐伯三貴が4月以来のツアー参戦への思いを語る中で、こんな言葉があった。

 「有観客でプレーできるのはうれしい。(中略)少しでも皆さんに元気を与えられたらと思うし、自分も元気をもらえたらという意味も込めてやりたい」

 最初は違和感だらけだった「無観客」も、コロナ禍が続く中で慣れてきた感がある。特に、今夏の東京五輪。歓声のないスタジアムで行われる戦いをテレビ観戦しながら、日本のメダルラッシュに興奮し感動した人は多かったのではないか。ただ、選手に慣れなどない。それは「支え、応援してくれる人のために」という思いが、大きなモチベーションになっているからだろう。

 コロナ前のように、スタジアムやゴルフ場に歓声が響くのはいつのことになるだろう。先行きは見通せないが、今は選手たちの頑張りを静かに見守りたい。24日の第2ラウンド、心の中で「ナイスショット」と叫びながら、テレビ観戦するつもりでいる。(小西晶) 


  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

記事一覧