運動部デスク日誌

カープ黒原、残りものには福がある

2021/10/14

 プロ野球ドラフト会議で、2度抽選を外し、3度目の指名で決まった1位選手のことを、球界では「外れの外れ」と呼んだりする。今年で言えば、広島の黒原拓未投手(関学大)が当てはまる。決していい言葉ではないが、球界を見てみると、活躍している選手は案外多い。失礼を承知で言えば、「残りものには福がある」である。

 高校生と大学社会人が同時開催となった2008年ドラフト以降で数えてみると、3度目の1位指名で決まった選手が24人。4度目、つまり「外れの外れの外れ」も3人いる。

 この27選手の内訳を見ると、16、17、18年の4人で最多。特定の選手に人気が集中する年ほど、多くなる傾向がある。1度目を外して、2度目の抽選に臨む球団が増えるためだ。

 現役選手の代表格は、3度のトリプルスリーを達成している10年の山田哲人(ヤクルト)で間違いない。ただ、近年も「大当たり」が続いている。18年は近本光司(阪神)高橋優貴(巨人)清水昇(ヤクルト)。19年は宮城大弥(オリックス)と、チームの屋台骨を支える主力選手の名前が並ぶ。

 広島では、09年以降は12年の高橋大樹、16年の矢崎拓也の2人で、ともに1軍定着を果たせていない。黒原はその壁を突き破れるか。(小西晶)


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