運動部デスク日誌

ダイソー、創部3年目の挑戦

2021/10/22

 初陣の時がきた。24日に福岡県である全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝)に、東広島市を拠点とするダイソーが創部3年目で初出場する。詳しくは、今朝の朝刊スポーツ面をご覧いただきたい。

 有力選手の東京一極集中による地方の地盤沈下が激しさを増している陸上界。中国地方も例外ではなく、2006年に男子のカネボウが防府市から東京へ。女子でいえば、ユニクロが14年に拠点を山口市から千葉県浦安市に移転。エディオンも19年に長距離選手が広島市から大阪府吹田市に練習拠点を移した。地方から実業団チームがなくなっていく時代に、ダイソー創部は久々の明るい光だった。

 ダイソーへの期待感が高まった理由はもう一つある。初代監督に岩本真弥氏が就任したことだ。岩本氏は広島・世羅高を率いて、男女合わせて計6度の全国制覇を成し遂げた名将。高校陸上界屈指の指導者が、実業団でどのようなチームをつくり上げるのか。注目度が高まるのも当然だろう。

 もちろん、創部3年目で天下が狙えるほど、甘く簡単な世界ではない。「欲を出さずにまずは経験すること」との岩本監督のコメントにも覚悟が表れている。三段跳びの「ホップ・ステップ・ジャンプ」で例えれば、今回の挑戦は助走といったところだろうか。将来の大ジャンプへ、どのようなスタートを切るのか。号砲を楽しみに待ちたい。
(小西晶)


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