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ケーブルテレビ進化中(3)健康チェック/買い物支援

2018/1/8

 ケーブルテレビ(CATV)はこれまで、有線ネットワークを基盤に発展してきた。一方でスマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、無線サービスやスマートホームサービス、健康管理、買い物支援などの生活密着サービス、高精細映像の4K8K衛星放送への対応などサービスの高度化にも挑戦している。中国新聞グループのちゅピCOMふれあい、ひろしま(ともに広島市中区)を中心に各事業者の取り組みを紹介し、狙いや背景に迫る。(園部貴之)

■健康チェック

生活習慣病のセルフ予防を後押し

 手に持つスマートフォンの画面に、食物繊維が十分に取れていることを示す緑のマークが並んだ。三原市で建設資材店を営む宮岡京子さん(66)は「グラフを見ると、食事の栄養バランスが取れているようだし、糖尿病の心配はないね」と笑顔で語る。

 使っているのは、三原テレビ放送(三原市)が2015年に始めた、2型糖尿病などの生活習慣病を予防する試験サービスだ。食事内容や体重、歩数などをスマホの画面から入力すると、自動で分析して健康状態に応じたお薦め料理やレシピなどが表示される。

 生活習慣病予防の取り組みを地域で普及させるため、既存のケーブルテレビ(CATV)・インターネット網を活用した。県立広島大や市内の病院も協力し、医療や予防サービスを提供する。システムを構築したダックケーブル(広島市中区)の安達順子さん(62)は「食生活や運動習慣を変えることは難しい。取り組んだ効果を数値で見せて、芽生えたやる気が続きやすくした」と語る。

 関係者たちは次に、ストレスがスマホで測れるシステムを開発中。狙いは「中小企業の健康経営と福利厚生サービス」と安達さん。地場企業との接点が多いCATV事業者が、販売の先頭に立つ。そんな枠組みを描いて試行錯誤を続けている。

■買い物支援サービス

高齢化が進む地域のニーズに対応

 テレビ画面で商品を注文すると、自宅まで配達してもらえるサービスの実証実験に、三次市の三次ケーブルビジョンと三次商工会議所が2017年10月から取り組んでいる。買い物に出掛けるのが難しいと考える高齢者を、ケーブルテレビ(CATV)の機能で支える仕組みである。

 買い物支援の画面には、野菜や調味料、米、飲料など約350点の商品が写真付きで並ぶ。利用者がリモコンを使って注文したデータは、三次ケーブルビジョンを経由して出品した市内のスーパーに届く。配達は週2回。代金と1回300円の配達料を、利用者が代引きで支払う。

 65歳以上が対象の実験には、45世帯が参加した。2月まで続け、事業として続けるかどうかを決める。商議所の堀江斎専務理事(67)は「今は自動車を運転していても、近い将来に不安を感じている高齢者は多い。便利な暮らしを実現するために既存のインフラを役立てたい」と話している。

▽ちゅピCOM問い合わせ先

 ちゅピCOMが提供するサービスは、利用される方のインターネット環境や契約条件、お住まいの地域などによって、受けられる内容や利用料金などが変わる場合があります。詳細は、各社にお問い合わせください。通話料無料で、受付時間は午前9時〜午後6時です。
 ふれあい(0120)276201
 ひろしま(0120)085340
 おのみち(0120)590050

三次ケーブルビジョンの買い物支援サービスイメージ

三次ケーブルビジョンの買い物支援サービスイメージ

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