運動部デスク日誌

6年ぶりの感動

2019/6/6

 恥ずかしながら技術的なことは、あまり分からない。採点基準なんてもってのほか。それでも思わず「すげー」と言葉が漏れた。先週末に各地であった広島県高校総体。全国トップクラスの選手がいるということで、6年ぶりに新体操男子の取材に出向いた。
 
 広陵高2年の東本侑也選手。春の全国高校選抜大会では、4種目のうち3種目で1位に輝いた。その実績がだてではないことは、素人目にも分かった。動きの一つ一つに切れがあり、かつ、滑らか。スティックやリングといった道具の扱いも、まるで体の一部のように自然だった。インターハイでは優勝候補に挙がるそう。それも納得の演技にひたすら感動した。
 高校スポーツといえば、とかく野球やサッカーといった球技に注目が集まりがち。ただ県総体では、普段は取り上げることの少ない競技を取材できる。今年はほかに少林寺拳法や空手の会場に出向いた。記者として見聞を広める絶好の機会である。何より、競技のいかんにかかわらず、ひたむきに打ち込む高校生の姿には素直に心を動かされる。
 県総体は今週末で一区切り。次の取材機会は7月下旬に開幕する南部九州インターハイ。沖縄や鹿児島、宮崎、熊本で高校生アスリートたちはきっと夏空に負けない熱い戦いを繰り広げるだろう。
(日野淳太朗)
(ここまで 534文字/記事全文 534文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする
  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事